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学生の海外派遣
口腔保健工学専攻・海外特別研修
歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻では、教養部および各専攻における、基礎から臨床、実践に統合する体系的学習を行い、「幅広い教養と豊かな感性」「問題提起、解決能力」「国際性」をもった者に学位を授与します。
グローバル時代においては、柔軟な思考をもって世界を俯瞰し、限りない可能性を求め、夢を見出すことこそが、次世代の歯科医療・歯科医学を切り拓くための原動力となるのです。そのために、本学全体で世界を舞台に医療分野で活躍する人材育成や人的交流にも力を注いでいます。歯学部では、国際的活動への入り口として、学生が研鑽する機会となる様々な海外学生派遣・受け入れプログラムを準備しています。
口腔保健工学専攻では、「グローバル口腔保健工学実習」において台湾への海外特別研修を行っており、多くの学部学生が海外留学を経験しています。コロナ防疫対策のため、2020年度に引き続き、2021年度もオンラインの交流会を行いましたが、1日のプログラムから3日間に内容を充実させて実施しました。2022年度は研修日程を4日間の日程で研修を実施しました。
3回生から約90%の学生が海外留学を経験
本学はスーパーグローバル大学として、学部卒業までに海外経験・留学をした学生の割合を2024年までに歯学科で40%とすることを目標に定めています。本専攻はこの海外特別研修を行うことでほかの学科・専攻と比べても非常に高い海外経験率になっています(表)。特に、2015年度の4回生~8回生はすべての学生が海外経験を有しています。
新型コロナ感染症の流行に伴い、2021年度はオンラインでの交流となりました。2022年度から海外研修を再開しました。
データ:海外留学を経験した学生
1回生 | 2回生 | 3回生 | 4回生 | 5回生 | 6回生 | 7回生 | 8回生 | 9回生 | 10回生 | 11回生 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | 2012・13年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
研修先 | 台湾・大韓民国 | 台湾 | 台湾 | 台湾 | 台湾 | 台湾 | 台湾 | 台湾 | 大韓民国 (台湾・オンライン) |
台湾 (オンライン) |
台湾 |
対象学生数 | 14 | 14 | 11 | 17 | 13 | 14 | 13 | 11 | 9 | 8 | 15 |
参加学生数 | 13 | 11 | 10 | 17 | 13 | 14 | 13 | 11 | 1(9) | 7(1) | 15 |
留学経験率(%) | 93 | 79 | 91 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 11(100) | 88(12) | 100 |
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※1回生は台湾・大韓民国どちらかの海外研修に参加した割合
研修日程
1日目
出国
2日目
●台北医学大学訪問、大学見学
●歯科技工所見学
3日目
●台北医学大学付属病院見学
●英語での課題プレゼンテーション発表
●カービングコンペティション
4日目
●歯科技工所見学
5日目
帰国
2023年10月17日~21日 第11回台湾研修
11回生が台北医学大学を訪問しました。大学の博物館、キャンパス見学、附属病院見学や台湾の歯科技工所見学を行い、カービングコンペティションやグローバル口腔保健工学および同実習で練習してきた英語のプレゼンテーションを行いました。実地で研修できて大変有意義な経験となりました。
2023年1月11日~14日 第10回台湾研修
10回生が台北医学大学を訪問しました。大学の博物館、キャンパス見学、附属病院見学や台湾の歯科技工所見学を行い、グローバル口腔保健工学および同実習で練習してきた英語のプレゼンテーションを行いました。以前より1日日程が短くなりましたが、実地で研修できて大変有意義な経験となりました。
2022年3月9日~11日 第9回台湾研修(オンライン)
9回生は初めてオンラインでの交流となりました。1日目に各大学の紹介、台北医学大学教授の英語の講義を聞き、台湾の歯科技工所見学をオンラインで行いました。午後にはグローバル口腔保健工学実習で練習してきた英語のプレゼンテーションを行い、台北医学大学学生からも英語でプレゼンテーションが行われました。その後、お互いの大学学生がグループに分かれて英語で議論を行いました。2日目からはO-SEPのプログラムを必修として実施し、3日目にカービングコンテストを行いました。
2019年11月19日~23日 第8回台湾研修
8回生が台北医学大学を訪問しました。大学や附属病院、台湾の歯科技工所見学、歯型彫刻コンペティション、グローバル口腔保健工学実習で練習してきた英語のプレゼンテーションを行いました。彫刻のコンペティションでは2位と佳作2名が受賞しました。
2018年12月4日~8日 第7回台湾研修
7回生が台北医学大学を訪問しました。大学や附属病院、歯科技工所の見学や、カービングコンテストの参加、英語のプレゼンテーションを行いました。
2017年11月21日~25日 第6回台湾研修
6回生が台北医学大学を訪問しました。英語プレゼンテーションやカービングコンテスト、企業見学に参加しました。
2016年11月22日~25日 第5回台湾研修
5回生が台北医学大学を訪問しました。この回からプレゼンテーションについても評価が行われ、日本について発表した班が2位になりました。
2015年11月24~28日 第4回台湾研修
4回生が台北医学大学を訪問しました。
2014年11月11~15日 第3回台湾研修
3回生が台北医学大学を訪問しました。この回から一緒にカービングコンテストを行い、技を競いました。英語によるプレゼンテーションを行いました。
2013年11月25~29日 第2回台湾研修
2回生が台北医学大学を訪問しました。この回からネイティブ教員による英語プレゼンテーション指導が行われ、その成果を英語で課題プレゼンテーションしました。(Annual News レポート6)
2013年11月12~15日 大韓民国(高麗大学)研修 (3年生)
本専攻と同じく4年制歯科技工士養成校である高麗大学を3年生(1回生)が訪問し、課題英語プレゼンテーションを行いました。大韓民国の歯科技工所と診療所内技工室も見学しました。
2012年11月18~22日 第1回台湾研修
第一回となる海外特別研修にて。台北医学大学では大歓待を受けました。大学や歯科技工所見学を行い、英語で課題のプレゼンテーションを行いました。
口腔保健工学専攻・海外研修奨励賞
毎年、海外研修奨励制度で口腔保健工学専攻から1名が選ばれ、2週間から最大1か月間海外研修に行くことができます。口腔保健工学エクスターンシップ単位として認定されます。翌年4月に口腔保健工学専攻学生に対して研修報告会を行っています。
- 研修先の例:
- スウェーデン王国
ヨーテボリ大学歯学部
歯科技工学科
2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
研修学生学年 | 3年生 | 3年生 | 3年生 | 3年生 | 3年生 | 3年生 | 3年生 | 4年生 | 3年生 | 4年生 |
研修年月 | 2014年3月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2016年9~10月 | 2017年9月 | 2018年9月 | 2019年9月 | 2022年9月 | 2023年7月~8月 | 2023年8月~9月 |
研修期間 | 1か月 | 1か月 | 2週間 | 3週間 | 3週間 | 3週間 | 3週間 | 3週間 | 4週間 | 4週間 |
研修先 | スウェーデン王国 ヨーテボリ大学 | 台湾 台北医学大学 |
スウェーデン王国 ヨーテボリ大学 |
大韓民国 釜山カトリック大学 |
英国 ロンドン芸術大学 |
スウェーデン王国 ヨーテボリ大学 |
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海外研修奨励賞研修報告会
口腔保健工学専攻では、海外派遣経験のある学生が下級生にその成果を発表する機会を設けております。
2024年1月12日に、ロンドン芸術大学にて研修した上町さんとヨーテボリ大学で研修した中島さんが、口腔保健工学専攻1年から4年と口腔保健衛生学専攻4年の学生に対して研修報告を行いました。
口腔保健工学専攻4年 李 施恩
私は4年次に、韓国の釜山カトリック大学歯科技工学科に留学をする機会をいただきました。大学の講義や実習を通して、デジタルデンティストリー技術や世界トップレベルの歯科技工士の育成など、韓国の歯科医療についての学びを得ることができました。
他にも、世界4 位の歯科インプラント企業や延世大歯科大学病 院を訪問する機会もいただき、今後の歯科業界において、歯科技 工士がどのような役割を果たしていくべきかについて深く考える
時間となりました。
この留学を通して、デジタルデンティストリーの進展に大きく貢献したいという思いを強く抱くことができ、自分の新たな可能性に目を向けるきっかけも得ることができました。
このような大変貴重な機会を与えてくださった本学ならびに支えてくださった先生方に深く感謝申し上げます。
(2024 年大学案内より)
口腔保健工学専攻4年 中島 紀美夏
2019年9月7日から28日まで、スウェーデンのヨーテボリ大学の歯科技工学科で勉強をしました。実習の授業では、手順が日本とは違いが多くて驚きました。例えば、道具の持ち方から異なるので苦労したのですが、クラスの学生たちが親切に教えてくれたおかげで、授業は楽しい時間となり、とても心強い存在でした。
しかし、実習室には先生が不在の時間も多く、作業を進めるのには少し難しさを感じました。
一方、歯科企業や病院を訪問し、スウェーデンの歯科医療を学ぶことができたことはとても良い経験となりました。また、日本人の方が働いていたことも印象的でした。
海外で働く人々に出会ったことは、将来のキャリアを考える上で参考となる貴重な経験になりました。このような機会を設けていただいて大変感謝しております。
(2023 年大学案内より)
口腔保健工学専攻4年 豊田 真奈
私はスウェーデンにあるヨーテボリ大学で3 週間研修を行いました。大学では最新技術を用いた実習を行い、大学内技工所・歯科企業などの見学をさせていただきました。実習では学生たちの自ら積極的に学ぼうとする意欲に刺激を受け、見学を通して日本との歯科事情の違いを学びました。スウェーデンで活躍する日本の方に会う機会もいただき、丁寧な仕事ぶりに対する高い評価と信頼に尊敬し、将来について考えるきっかけにもなりました。先生方や学生のおかげでとても充実した日々を送ることができ、海外研修に参加しなければできなかった素敵な経験をさせていただきました。このような機会をくださった本学、並びに支えてくださった皆さまに感謝申し上げます。
(2018 年大学案内より)
口腔保健工学専攻4年 渡辺 舞子
私は海外研修奨励賞を利用して、スウェーデンのヨーテボリ大学の歯科技工学科で 2 週間研修させていただきました。大学で学生と共に実習を行い、スウェーデンと日本との文化の違いを感じ、そして日本とスウェーデンのそれぞれの良さに気づきました。また、大学内のクリニックを見学し、スウェーデンの医療保険の充実ぶりに驚き、また福祉政策が進んでいることも知りました。そのようなことが分かったのも、実際に自分の目でスウェーデンの実情を視察することができたからだと思います。 これからは、海外研修で学んだことを活かして勉学に励みたいと思います。今回このような貴重な経験をさせていただき、深く感謝しております。
(2017 年大学案内より)
歯学部国際交流委員会オンライン国際交流(口腔保健工学専攻)
歯学部では海外の歯学部学生とオンラインで交流を行っています。
台湾の4年制歯科技工士養成校である台北医学大学とのオンライン交流を行いました。
O-SEP_TMU-TMDU_(March_2022)
今年度もオンラインで台北医学大学口腔医学院と交流プログラムを行いました。台北医学大学学部学生18名、修士課程学生4名と本学口腔保健工学専攻学生26名が参加しました。3/9の午前10時から3日間にわたり開催されました。開会式、英語の講義、バーチャルツアー、英語のプレゼンテーション、事前に与えられた課題について両大学学生がグループディスカッションを行い、発表しました。3/11の午前にカービングコンテストを実施、閉会式ではカービングコンテストの表彰式も行われ、5位までが表彰されました。本専攻の学生が2位(3年阿部さん)と4位(4年細谷さん)を受賞しました。
O-SEP_TMU-TMDU_(March_2021)
例年、4年制歯科技工士養成校である台北医学大学口腔医学院が来日して交流していますが、今年度はオンラインでの交流となりました。2年生から4年生までの台北医学大学学生15名と本学口腔保健工学専攻学生25名が参加しました。午前10時から開会式、各大学でのカービングコンテストを実施、午後には台北医学大学のプレゼンテーション発表を英語で聞き、事前に与えられた課題について両大学学生がグループディスカッションを行い、発表しました。閉会式ではカービングコンテストの表彰式も行われ、5位までが表彰されました。本専攻の学生が2位(4年の阿部真奈さん)と3位(2年の阿部美香さん)を受賞しました。
海外学生受け入れ
口腔保健工学専攻・海外歯学部歯科技工学科学生の短期研修受け入れ
毎年3月ごろ、台湾の台北医学大学口腔医学院歯科技工士学科の学生(2~4年生、約15人)と教員が来日し、本専攻と交流しています。本学の見学や一緒に英語での講義を受けたり演習を英語でやりとりしながら行ったり、歓迎会やカービングコンテスト、日本の歯科技工所や歯科関連企業の見学を行うプログラムです。自由時間には本専攻の学生が台湾の学生と一緒に観光をしたりします。その年度に台湾研修をした3年生を中心にして1年生から4年生までの学生が交流しています。
夏休み期間に台北医学大学3年生のうち希望する学生が本専攻で研究を行うため、短期留学してきます。2015年度は台北医学大学で選ばれた2名が来日しました。
第9回 2024年3月4~6日 台北医学大学より学生21人受け入れ
台北医学大学の学生と一緒に、合同のカービングコンテストが行われ、上位6名が表彰されました。本専攻3年の学生が1名入賞しました。小グループに分かれて課題を実施し、英語で報告をしました。
第8回 2023年3月1~2日 台北医学大学より学生15人受け入れ
台北医学大学の学生と一緒に、デジタル歯科の講義を受講、紹介したい日本について小グループに分かれて課題を実施し英語で報告をしました。合同のカービングコンテストが行われ、5名表彰されました。本専攻の学生が3位受賞、1名入賞しました。
第7回 2019年3月4~6日 台北医学大学より学生15人受け入れ
台北医学大学の学生と一緒にCAD/CAM演習や口腔保健理工学実習、薬理学の講義などを英語で行い、企業や歯科技工所見学をしました。合同のカービングコンテストが行われ、6位まで表彰されました。本専攻の学生が2位、3位と敢闘賞(2名)をとりました。
第6回 2018年3月5~7日 台北医学大学より学生16人受け入れ
CAD/CAM実習や口腔保健理工学実習、薬理学の講義などを英語で一緒に行いました。台北医学大学学生による英語によるプレゼンテーションが行われました。合同でカービングコンテストが行われ、1位から8位まで表彰されました。本専攻学生からは3人受賞しました。
2017年10月~2018年8月 台北医学大学より4年生学生1人研究受け入れ
台北医学大学口腔医学院の歯科技工学科4年生の学生1名を受け入れ、2年から4年生の講義と実習を一緒に受けました。
第5回 2017年2月27日~3月1日 台北医学大学より学生17人受け入れ
台北医学大学の学生と一緒に口腔保健理工学や薬理学の講義を受け、実習しました。カービングコンテストでは本専攻の学生が1位と3位に入りました。
第4回 2016年2月29日~3月2日 台北医学大学より学生10人受け入れ
大学見学のほか、CAD/CAM実習や口腔保健理工学実習、摂食・嚥下障害の講義などを行いました。口腔保健工学専攻学生と台北医学大学学生とでカービングコンテストが行われ、1位から3位まで本専攻の4年生が独占しました。
2015年7月 台北医学大学より学生2人研究受け入れ
台北医学大学3年生2名が本専攻で材料の研究を行うため来日しました。英語で本専攻学生に研究発表を行いました。
第3回 2015年3月2~4日 台北医学大学より学生15人受け入れ
口腔保健理工学や嚥下障害についての講義や理工学実習を一緒に行いました。また、今回から日本でも一緒にカービングコンテストが行われ、1位から8位まで表彰されました。
第2回 2014年3月3~5日 台北医学大学より学生8人受け入れ
口腔保健理工学の講義と実習を英語で行いました。歯学部見学や病院見学が行われました。
第1回 2013年2月27日~3月1日 台北医学大学より学生6人受け入れ
11月に訪問した台北医学大学から学生を受け入れ、交流プログラムが開始されました。初めての来日では、口腔保健理工学実習を英語で一緒に行ったり、大学や企業、歯科技工所見学を行いました。