海外研修奨励賞

平成26年度 海外研修者の声
【アメリカ合衆国】 〈フィラデルフィア州 マサチューセッツ州〉 (呉圭哲 平成26 年度卒業 歯学部歯学科)
国家試験終了後、アメリカ合衆国のフィラデルフィア州ペンシルバニア大学、マサチューセッツ州タフツ大学とボストンの開業歯科医院の3ヶ所にて研修を行いました。現地の歯科診療を見学することが主な研修の内容でしたが、研修を終えてみてさまざまなことが勉強になったのはもちろん、自分の将来像が明確になり、現地でご活躍されている先生方との出会いによって、今後海外で学びたいという思いが具体性を帯びるようになりました。将来海外に出たいと志す人にとっては自らの将来設計がイメージしやすくなるので本海外研修はぜひお勧めのプログラムだと思います。たくさんの人々と出会い交流を図れるというのも本研修の醍醐味です。
【アメリカ合衆国】 〈ペンシルバニア州 マサチューセッツ州〉 (松本拓也 平成26 年度卒業 歯学部歯学科)
私は海外研修奨励制度を利用して米国のペンシルバニア大学およびタフツ大学にて約1 ヶ月間研修を行ってまいりました。今回の研修では、ただ旅行するだけでは体験することができない、日本とは異なるアメリカの歯科事情や文化を直接、深く体験することができました。日本の中だけにいては見えてこないものを実際に自分の目で見て経験したことによって、自らの世界を広げることができました。今回の研修は、自分のこれからのキャリアについて改めて考える非常に良い機会となりました。海外研修を行うことはゴールではなく、これがグローバルに生きるためのスタートであるので、今後もより一層勉学に励んでいきたいと思います。
【オーストリア共和国】 〈ウィーン〉 (齋藤夏実 歯学部歯学科)
4 年生の3 月、ウィーンにある分子生物学研究所Institute of Molecular Biotechnology(IMBA) に留学しました。世界的な研究者であるJosef Penninger 先生のラボにて、主に遺伝子改変マウスを用いた研究を見学し実験に参加させていただきました。心疾患から膵臓癌までさまざまなテーマに触れ、学究活動への好奇心を増すとともに、研究者の方々の研究への取り組み方に感銘を受けました。それは、個々の事象について深く思考し、時間にとらわれず議論を重ねる姿勢であり、同時にメリハリを持って自分の時間を大切にする姿でした。また日本人研究者の方とお話をし、海外での研究生活の魅力や苦労についても知ることができました。この経験を糧に、世界で活躍できる歯科医師、研究者になるべく努力していきたいと思います。
【フィンランド】 〈ヘルシンキ トゥルク〉 (松原ちあき 歯学部口腔保健学科口腔保健衛生学専攻)
私はフィンランドのヘルシンキメトロポリア応用科学大学、トゥルク応用科学大学の2 大学で3週間の研修を行いました。学生が実習するクリニックの見学やヘルスプロモーションに関する講義、高齢者施設の見学などの機会をいただきました。歯科衛生士が自身の診療室で診療を行っている様子、歯科衛生士単独で訪問歯科診療を行っている様子、クリニックで学生が自信を持ち自立し行動する様子を見て、歯科衛生士の仕事に誇りを持ち、積極的に行動していくことの重要性を強く感じました。また、トゥルク応用科学大学では、世界各国から訪れた、歯科、医科、福祉などのさまざまな専門職種の方と話をし、その国の文化や習慣を知ることができました。今回、このような研修の機会を与えていただき、サポートしていただいたすべての皆様に感謝いたします。この経験を財産とし、自身の技術、知識の向上に励んでいきたいと思います。
【スウェーデン】 〈ヴェストラ・ イェータランド県 ヨーテボリ市〉 小野由貴奈 歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻)
私は海外研修奨励制度を利用し、スウェーデンのヨーテボリ大学歯科技工科で1ヶ月間研修をさせていただきました。国民の歯科への意識が高く、骨結合性インプラントの発祥地であることから研修先に選びました。技工実習が主な研修内容でしたが、日本人らしい繊細な補綴物が製作でき高い評価をいただいたことは今後の励みになりました。顎顔面補綴科の先生が補綴物を製作する現場も見学でき、より臨床的な知識を得ることができました。言葉の面では思い通りに考えを述べられないことも多く苦労しましたが、懸命に伝える姿勢の大切さを確信した研修でした。最後に、貴重な体験をさせていただいた、本学並びに研修先の皆様に深く感謝申し上げます。
