東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)歯学部では、三浦不二夫先生のご発案により、歯学教育に役立てるため、1983年から関係各方面のご協力のもと、歯科に関わる歴史的に貴重な資料の収集を行い、小椋秀亮先生、本山佐太郎先生をはじめ、多くの先生方のご尽力により、1989年に東京医科歯科大学歯学部資料室が開設されました。
開設15周年にあたる2003年には江藤一洋先生が資料室をさらに発展させ歯学に関心のある人誰もが勉強できる博物館にすることを計画、約1年をかけて長谷川成男先生を中心に収蔵、陳列ケースの増設、収蔵品の整備を行い、2005年にようやく整備が整いました。
2020年に歯学部事務部をはじめ関係各位のご尽力により15年ぶりに全面改修が行われ、歯学部博物館としてリニューアル・オープンしました。
収蔵品には現存する世界唯一の木製のポストクラウンなど歴史的にも貴重で、興味のある遺産が多数あり、歯科医学の歴史的な変遷を垣間見ることができます。
今後さらに歯学部博物館を充実させていくために、関係各位のご協力をお願い申し上げます。