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歯学科
学科長あいさつ

歯科臨床と歯科研究領域のリーダー育成

歯学科長 井関 祥子

東京科学大学歯学部歯学科は、歯科医師養成機関のフロントランナーにふさわしく、歯学の基礎から臨床に至る質の高い教育を提供しています。

2023年度入学学生から世界の動向を見据えてカリキュラムを改革しました。専門教育の開始を早め、学生が早期から歯科領域の学問接するようになっています。また、社会の高齢化、医療の複雑化に対応するために、これまでの医歯学融合教育を発展させて多職種連携教育としています。医療系知識を共有しながら臨床におけるチームワークの重要性を理解するとともに、その構築について学修します。さらには、クリニシャンサイエンティストの育成を充実させるために、最先端の基礎研究を自ら行う研究実習の科目の前に、研究に接して経験し、研究を理解する科目を低学年に設けています。

カリキュラム改革の一方で、よき伝統を維持しています。5、6年次の包括臨床実習では、これまでと同様ほぼ1年にわたって担当患者を受け持って治療を行い、歯科医師としての技量と心構えを身に付けます。また、世界に広がる協定校とのネットワークを生かし、海外研修など国際的感覚を身に付ける教育にも積極的に努め、低学年では文化交流を中心とした、日本がアジアの一部を担っていることを認識する派遣を行っています。そして高学年では、実際の臨床現場の見学や研究を実践する派遣を行い、学生自身のキャリアパスを考える機会となる派遣を行っています。

6年間の教育課程を通じ、専門的知識や技術の教育だけでなく、豊かな人間性と強い使命感を涵養し、国内外で活躍する歯科領域のリーダー育成を目指しています。

歯学科長
井関 祥子