歯科衛生士が活躍するフィールド
TOP歯科衛生士が活躍するフィールド
1)歯科衛生士の仕事
歯科衛生士とは
歯周病などの口腔疾患と糖尿病などの全身疾患との間に関係があることが明らかになっています。したがって、生涯にわたり快適で質の高い生活を送るためには、口腔(口)の健康維持が重要です。
歯科衛生士は、口腔の健康を通して人々の幸福な生活を実現するため、専門的知識および技術をもって広く社会貢献する国家資格の職種です。人々に対して健康教育を行い生活面から改善するよう指導し、歯や歯ぐきの病気の予防や処置などを行っています。また歯科医師が行う治療の補助を行ったり、病院や地域の中でチーム医療の一員として広く活躍しています。
本学では4年間にわたり口腔保健について幅広く学び、卒業生は「口腔保健学士」として歯科医院や病院、行政などで、また、大学院に進学し「口腔保健学修士」として研究者や教員となり活躍しています。
2)歯科衛生士の活躍の場
歯科衛生士は、幼児期から高齢期までの幅広いライフステージで、健康な人から病気や障害などによって支援を必要とする人など、様々なバックグラウンドをもつ方々の口腔保健の維持と向上のための支援を行います。さらに歯周炎といった口腔疾患と糖尿病や脳・心臓血管疾患などの全身疾患と関連があることが明らかになっています。したがって、歯科衛生士の仕事を通して、人々の生活の質(QOL)の向上や健康寿命の延伸に大きく貢献できるのです。
歯科衛生士の活躍の場は、主に歯科診療所が中心ですが、保健所における地域社会への貢献や病院での有病者の方への口腔ケア(周術期口腔ケア)、さらに超高齢社会に対応し介護老人保健施設や居宅などでの口腔ケアなど、大きく広がっています。また、特に本学卒業生は学士(口腔保健学)、さらには大学院を修了後、修士(口腔保健学)として企業や研究機関、歯科衛生士養成機関などで、歯科衛生士の専門性を活かし活躍している卒業生もいます。