口腔顎顔面解剖学分野
- 教授
- 武智 正樹
- 准教授
- 北河 憲雄
- 助教
- 藤川 芳織
所在地 M&Dタワー6階
TEL 03-5803-5435
分野概要
本分野は、歯学部における解剖学教育、大学院における解剖学・形態学的研究を通じて、臨床および基礎研究の現場で遭遇する多様な生体現象を形態学的に的確に評価できる力を育成する。
研究活動
口腔顎顔面領域の諸器官について、その発生過程、器官相互の関係性、さらに成体における機能との関連を、形態学的視点から総合的に理解することを目指す。光学顕微鏡および電子顕微鏡を用いた形態解析、器官培養・組織培養法、さらに各種分子生物学的手法や網羅的遺伝子発現解析を組み合わせた多角的アプローチにより理解を深める。
1. 口腔顎顔面の解剖学的構造の成立をもたらす分子発生機構の解明
2. 哺乳類系統で生じた頭部形態進化の発生学的解明
3. 頭蓋顎顔面の形態測定による形態変異の定量解析と臨床への応用
4. 歯科・矯正歯科・口腔外科診療に繋がる臨床解剖研究
5. 解剖学用語の再検討
教育活動
1. 歯学部学生に対する肉眼解剖教育(歯学科・ 口腔保健学科1年、2年)
2. 歯学部学生に対する口腔顎顔面臨床解剖教育(歯学科5年)
3. 大学院生に対する解剖学・ 形態学的研究指導(大学院生)
教育方針
解剖学においては、多くの専門用語を正確に用いながら、人体の三次元的構造を立体的に理解し、説明できる能力が求められる。また、各器官の構造はその機能を反映していることから、組織学・生理学・神経科学など関連分野と有機的に結びつけて理解する姿勢が不可欠である。本研究室では、成書や講義で得た知識を体系的理解へと深化させるために最適化された解剖学実習を実施し、知識を統合的に再構築する力を養う。また献体の意義と献体された故人の意思を十分に理解し、生命の尊厳に触れ、将来の歯科医療従事者としての自覚と倫理観の養成に努める。
研究面においては、口腔顎顔面における解剖学的構造がいかに成立するのかについて分子発生学的観点から解明する。これにより、その構造に至った進化的背景を理解するとともに、異常形態が形成される分子基盤を明らかにし、先天性疾患の予防および治療への応用へとつなげる。大学院教育では、学生が主体的に研究課題の問題点を見出し解決する過程を通じて、研究成果を論理的に説明・議論できる能力を涵養する。臨床歯学および基礎歯学分野において独立して研究を展開できる研究者を育成することを目標とする。