口腔顎顔面解剖学分野
- 准教授
- 北河 憲雄
- 助教
- 吹野 恵子
所在地 M&Dタワー6階
TEL 03-5803-5435
分野理念
“歯科臨床解剖研究および教育による歯科医療への貢献”
分野概要
口腔顎顔面解剖学分野では歯学部における伝統的な手法を用いた解剖学教育・研究に加え、従来の方法にとらわれない包括的な解剖学教育・研究を行う
• 歯学部学生に対する教育を入口とする、解剖学の生涯教育(縦断教育)
• 専門分野や専門領域、施設、国といった垣根を超えた幅広い連携による解剖学研究(横断研究)
•
解剖研究結果を解剖教育に活用し、そのフィードバックを元に新たな解剖研究を行う(研究-教育スパイラル)
研究活動
歯科口腔顎顔面領域において、現在も解明されていない様々な臨床解剖学的問題点に着目し、解剖学的手法を用いてその問題解決を図ることで歯科医療への貢献を目指す。また、それを実現するためには専門分野や専門領域、施設、国といった垣根を超えた連携が必要となるが、当分野はその研究チームのリーダーとして、歯科口腔顎顔面領域における世界の臨床解剖研究を牽引する役割を担う。
教育活動
歯学部学生に対する肉眼解剖教育(1年時、2年時)
歯学部学生に対する口腔顎顔面臨床解剖教育(5年時)
卒後歯科医師に対する歯科臨床解剖教育(臨床研修医・臨床各科・学会・大学・開業医)
隣接・関連領域の専門家に対する解剖教育(隣接・関連領域)
教育方針
解剖学とは歯科医師になる学部学生が医療人としての「知識」と「倫理感」を学ぶこれ以上にない機会である。また、解剖学を教育する立場としてわれわれ教員が忘れてならないことは、解剖学は歯科医療の礎であり、「歯科医療を行う」目的のために学生が解剖を学ぶ、ということである。学部教育においても、決して解剖学と臨床歯学を切り離してはならず、解剖学を学ぶことが臨床歯学の実践につながることを、常に学生に伝え続ける必要があると考えている。また、卒後教育においても解剖学に対する重要性の認識は年々増すばかりであるが、特に画像診断技術の発達や、インプラント、マイクロサージェリーの普及に伴い、解剖を改めて学ぶ機会を必要としている歯科医師も多い。当分野では大学を卒業した歯科医師に対する生涯教育も重要な役割と認識している。さらに、臨床解剖研究により明らかになった内容を教育に落とし込むことで、われわれにしかできない臨床解剖学教育を行うことも当分野における教育の大きな特徴である。