歯学教育システム評価学分野
- 教育教授
- 鶴田 潤
分野概要
大学院教育では歯学教育システムの変革期にあたり、教育システム評価の方法論の構築と実践を主として、自学自習、問題発見・解決型思考能力の啓発に役立つ教育を行っている。特に卒前および卒直後における国際的な教育水準を達成するための教育システムの構築とその評価方法の開発、教育カリキュラム評価方法、教育システム評価の検証法、および国際的な教育水準評価システムについて詳細な知識を習得できるようにセミナー、演習を行っている。 歯学部学生教育では、モジュール「課題統合セミナー」ユニット「全人的総合診断」の責任者、モジュール「包括臨床実習」の責任者として、前者では講義・演習、後者では新しい臨床実習カリキュラムの作成・実行および学生臨床セミナーの開講、実習ポートフォリオのチェックなどを通して、臨床実習が円滑に進行出来るようにしている。
研究活動
現在以下のような研究課題について取り組んでいる。
- 歯学教育カリキュラム評価方法の開発
- 歯学教育システム評価の妥当性· 信頼性の検証方法の開発
- 卒前· 卒直後における国際的な教育水準評価システムの開発
- バーチャルリアリティ教育シミュレーションシステムによる歯科技能能力向上プログラムの開発
教育活動
大学院学生への教育は、講義、演習、実習を行っている。学部学生には「全人的総合診断」の授業と演習を担当している。また「包括臨床実習」の責任者として臨床実習が円滑に進行できるようにしている。
教育方針
本分野では歯学教育システム評価についての目的、方法について理解するとともに、国際教育水準の理解、あわせてそれらの検証法について理解する。 演習は歯学教育システム評価によって得られたデータの解析方法と国際的な教育水準との比較について理解する。 研究実習はシミュレーション教育用に開発された教材を使いこなすこと、および新しい教育システム評価の検証方法について理解する
臨床活動および学外活動
歯科総合診療部での治療、臨床実習中の学生への態度教育・口腔診断学教育、および研修医教育を行っている。