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全分野紹介

教育メディア開発学分野

教授
木下 淳博
助教
須永 昌代
木下 淳博

所在地 3号館5F
TEL 03-5803-5307FAX 03-5803-0379
MAIL kinoshita.emdv(ここに@を入れてください)tmd.ac.jp
分野HP http://www.tmd.ac.jp/grad/emdv/index.html

分野概要

 教育メディア開発学分野では、コンピュータシミュレーション教育システムやe ラーニングシステムの開発・活用、医療系教育における教育メディアの開発・活用について研究しています。産学連携を推進して特許の取得も目指しており、歯学系だけでなく、歯学系以外の分野の先端技術を歯学教育に応用する研究を行っています。

研究活動

  • コンピュータシミュレーション教育システムの開発と活用に関する研究
    本学では、特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)採択取組「医歯学シミュレーション教育システムの構築」、さらに大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム採択取組 「コンピュータによる診療模擬実習の展開」の取組として、本学附属病院の豊富な臨床資料を活用し、臨床教育に関するコンピュータシミュレーション教材を独自に作成してきた。作成した教材を医学部医学科、医学部保健衛生学科、歯学部歯学科、歯学部口腔保健学科の学生等に活用し、その教育効果を評価・解析するとともに、全学的なシミュレーション教育システムを開発する。
  • 医療系教育におけるe ラーニングシステムの活用に関する研究
    本学では、現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)採択取組「ICT活用教育と従来型臨床現場実習の連携」により、実際の臨床で行われる手技を講義室にいる学生に術者の視点から解説し、「治療の流れ」を同時進行で学ばせるシステムを開発してきた。このシステムにより、臨床現場と講義室を同時中継したライブ講義を行い、多くの学生に同じ症例を見学させ、学生同士に共通の症例について討論させることが可能となった。臨床現場における処置・手術、模型実習室でのデモ、講義室での講義、学生が行う模型実習・臨床実習手技等を映像自動収録装置によって日常的にもれなく収録、蓄積、評価できるようにICT活用コンテンツを充実させ、それらのコンテンツをオンデマンド配信し、現行の教育との連携を図り、学年進行に合わせたフィードバック、自己評価、自己研鑽を推進できるようシステムの開発を行う。
  • 医療系教育における教育メディアの開発と活用に関する研究
    ・歯科実習用顎模型の研究・開発:様々な歯周ポケットを経験でき、ポケット底の触知、探査を含めた測定訓練ができる歯周ポケット測定訓練用顎模型を開発してきた。本模型が測定者の訓練に有効か否か、および測定者の正確度の評価や標準化に応用可能か否かを研究する。
    ・術者目線自動撮影・表示・録画システムの歯学教育への活用に関する研究:現在、歯学教育における講義・実習で活用されているビデオ等の映像教材は、その多くが撮影者の目線でのカメラ映像である。また、歯学教育では学習の対象物(器具、歯、模型、縫合の手技等)を学生に立体的に把握させたいことも多く、手技の実演を行っているが、学生全員が至近距離で実演を見ることは困難である。そこで、術者目線のオリジナル3Dムービー作成・供覧システムの開発を行い、遠隔講義、スーパーインポーズ機能を用いた遠隔指導システムなど、教材コンテンツとしての応用可能性を研究する。
    ・カメラ、ミラー及び画像反転ユニット付ハンドピースシステムの開発:治療部位をリアルタイムでモニタに映し出し、よりわかり易く、また臨床に直結した臨場感のある講義を行えるように、歯科治療に用いるハンドピース(タービン、モーター用ハンドピース、スケーラー等)に、小型カメラ、ミラー、及び画像反転ユニットを内蔵もしくは取り付けることが可能なシステム(カメラ付ハンドピースシステム)を開発する。

教育活動

コンピュータシミュレーション教育システム、eラーニングシステム、通信講義システム等、情報通信技術を活用した新しい教育システムおよび教育メディアの特徴を理解させ、関連する教育メディアを独自に作成する方法を修得させるとともに、それらを医療系大学の卒前、卒後教育や、職種間連携に必要な教育に応用する方法を修得させる。
 歯学部歯学科1年次、口腔保健学科1、2年次では、コンピュータによるメディア情報処理、コンテンツ作成の基礎を修得させ、インターネットとコンピュータを利用した学習、および研究活動に必要な情報検索の方法を修得させる。また、各種データベースの利用の仕方を修得させることを目標とする。

歯学部歯学科4年次では、医療現場を体験させることにより、将来の歯科医師としての自覚を高めさせ、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につけることを目標とする。ユニット「コンピュータシミュレーション実習」では、コンピュータを用いて歯科臨床のシミュレーションを行わせることにより、歯科臨床の知識、技能を自己学習する能力を身につけることを目標とする。ユニット「D6体験実習」では、歯科における治療計画立案の重要性を理解させ、症例分析能力・治療計画立案能力を修得させる。包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行わせ、将来の歯科医師としての自覚を高めさせ、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につけることを目標とする。

担当科目:
1年:最新の歯学(モジュール:歯学入門)、基礎情報医歯学(モジュール:歯学入門)
4年:D6体験実習(モジュール:臨床体験実習)、コンピュータシミュレーション実習(モジュール:臨床体験実習)

教育メディア開発学特論、医歯学総合研究科コース特論健康科学コース、大学院初期研究研修プログラム、臨床体験実習、基礎情報医歯学、メディア情報学、メディア情報学基礎、臨床統計Ⅲ