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全分野紹介

分子発生・口腔組織学分野

教授
井関 祥子
講師
吉本 由紀
助教
足立 礼孝
井関 祥子

所在地 M&Dタワー6階北
TEL 03-5803-5579FAX 03-5803-0213
MAIL s.iseki.emb(ここに@を入れてください)tmd.ac.jp
分野HP http://www.tmd.ac.jp/grad/emb/emb-J.htm

分野概要

本分野は、口腔顎顔面の細胞増殖・分化、形態形成等の発生機構の解明と、これら研究成果の再生医療への展開を研究領域とする。この領域内で大学院生は自らの研究テーマを、指導教官の助言のもとに可能な限り独力で見つけ出し、問題を設定する。さらに、この問題を解決するために分子生物学および分子発生学の知識と手法、ならびに細胞・組織・器官培養法、全胚培養法等を含む哺乳類胚操作技術を必要に応じて修得するとともに、感性を磨き、論理構築力を養い、英語で論文を書きあげる力を育成する。

遺伝子要因、環境要因を総合的に捉え、
頭蓋顎顔面領域の先天異常の理解を
目指しています。

研究活動

本分野では以下のようなテーマを対象として研究している。

  • 哺乳類口腔顎顔面発生の分子機構の解明
    哺乳類の口腔顎顔面は脊椎動物の中でも複雑に構成されている。この領域の原基から器官形成の分子的機構について記述し、他の脊椎動物と比較する。
  • 硬組織再生への発生メカニズムの応用
    顔面口腔領域の再生の中心は硬組織再生である。
    上記研究によって得られた歯牙や骨の発生メカニズムとナノテクノロジーを組み合わせ、硬組織再生医療への応用の可能性について検討する。
  • 口腔領域の組織幹細胞の同定および組織幹細胞維持に関わる分子機構の解析
    口腔領域の組織は比較的修復能が高く、細胞の代謝回転も盛んであることが知られているが,それに関わる組織幹細胞の局在領域や維持機構、さらに組織幹細胞からの細胞の分化機構などについての情報は非常に少ない。本研究では、味蕾や歯集組織を材料として組織幹細胞の維持に関わる候補遺伝子を探索し,その遺伝子破壊マウスを解析することにより組織幹細胞の局在や維持機構を明らかにし、さらにこれを基盤にしたcell-based therapyへの展開を目標としている。
  • 軟骨内骨化の過程を再現させる骨再生療法の開発
    最近、軟骨内骨化の過程を再現させる骨移植再生療法が注目されている。この骨再生療法を実現させるための鍵は、軟骨内骨化を引き起こす肥大軟骨の分化誘導法の開発である。そこで本研究は、成人間葉系幹細胞を細胞の供給源とし、生体材料と組み合わせることによって、生体内で軟骨内骨化を誘導する方法を開発することを目標としている。

教育活動

学部教育

学部教育

歯学部2年生を対象に「人体の発生と基本要素」ユニットにおいて「人体の発生」の講義を担当している。
歯学部4年生を対象に

大学院教育

本分野は哺乳類口腔顎顔面などの細胞増殖・分化・形態形成の分子機構の解明ならびに、これら研究成果の再生医療への展開を研究領域とする。この領域内で大学院生は自らの研究テーマを、指導教官の助言のもとに見出し、問題を設定する。さらにこの問題を解決するために必要な知識と手法を習得するとともに、論理構成力を養い、学位論文を書き上げる力を育成する。