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全分野紹介

細菌感染制御学分野

教授
鈴木 敏彦
准教授
芦田 浩
助教
岡野 徳壽
鈴木 敏彦

所在地 M&Dタワー8階
TEL 03-5803-4165FAX 03-5803-0409
MAIL info.bact(ここに@を入れてください)tmd.ac.jp
分野HP http://www.tmd.ac.jp/dept/dentistry/bac/index.html

分野概要

細菌感染制御学分野では、病原体の感染の分子メカニズムとこれらの感染に対する宿主の応答機構を明らかにし、感染や発症の制御に必要な技術的基盤を構築するための新しい知見を取得することを目指しています。多くの人間が罹患するいわゆる「伝染病」から、免疫が落ちている方が発症する日和見感染、さらにヒトと共生する口腔内、腸内細菌までそれぞれがホットな学問領域になっています。

本分野の研究テーマとしては、まず、自然炎症機構のひとつインフラマゾームの活性化のメカニズムの解明と、各種疾患への関与について研究を行っております。また、細菌性下痢症を起こす細菌と腸管常在細菌叢との相互作用の解明、歯周炎関連細菌の感染と宿主応答についても研究を行っています。さらに、琉球大学と共同で病原性レプトスピラの感染機構の研究を引き続き行っています。また、AMED 感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)で本学の拠点がおかれているガーナ大学野口記念医学研究所との共同研究にも参画しています。

現在の細菌学領域の研究は、いわゆる感染症を起こす病原細菌のみならず、生体の正常な免疫維持や慢性疾患にも関わる広がりをみせています。本分野では、熱意のある大学院生を募集しています。

細菌感染症のメカニズムを理解し、
治療・予防法の開発を目指します。

研究活動

  • 細菌の宿主認識、定着、増殖等の感染メカニズムの解明
  • インフラマゾームをはじめとする宿主自然免疫機構の活性化と制御機構の解明
  • 比較ゲノム解析· 遺伝子発現解析による病原性遺伝子の解析
  • 細菌の定着が与える慢性疾患への影響に関する解析

教育活動

学部教育:
歯学部歯学科の第3学年(D3)感染と生体防御モジュール、講義および実習 ユニット1:感染と生体防御概論、ユニット3:病原性細菌と感染症、 ユニット4:病原性ウイルスと感染症。病態科学演習モジュール:感染症担当
D4研究実習分野配属
歯学部口腔保健学科・口腔保健衛生学専攻の第2学年「病原微生物と生体防御」
歯学部口腔保健学科・口腔保健工学専攻の第2学年「感染予防」
医学部医学科第2学年「感染・基礎」
琉球大学医学科第3学年(M3)医科学研究

大学院教育:
大学院医歯学総合研究科・博士課程、大学院医歯学総合研究科・修士課程での研究指導学部教育:
 感染症の現状を理解する:感染症はあらゆる疾患グループのうちで最大の罹患頻度と死亡率を示している。現在、医療現場は新興・再興感染症、院内感染症、耐性菌の増加、日和見感染症などの問題を抱えている。また、抗生物質は感染症に対して万能ではないことを理解する。感染症に対処できる能力を獲得する:医歯学における感染症学の核心は感染と病原性の機序の理解である。医療従事者にとって必要な細菌学・ウイルス学・真菌学の知識および技術を習得し、臨床を学ぶための基盤を確立する。

教育方針

学部教育:
 感染症の現状を理解する:感染症はあらゆる疾患グループのうちで最大の罹患頻度と死亡率を示している。現在、医療現場は新興・再興感染症、院内感染症、耐性菌の増加、日和見感染症などの問題を抱えている。また、抗生物質は感染症に対して万能ではないことを理解する。感染症に対処できる能力を獲得する:医歯学における感染症学の核心は感染と病原性の機序の理解である。医療従事者にとって必要な細菌学・ウイルス学・真菌学の知識および技術を習得し、臨床を学ぶための基盤を確立する。

大学院教育:
 病原体の感染メカニズムおよび宿主の応答を分子から個体レベルで理解し、感染症およびそれに関連する疾患の治療へつながる基礎研究を展開する。自ら研究課題を設定し、研究を遂行できる能力を身につける。